原鶴温泉で過ごす「原鶴湯ったりよかぜ祭り」体験レポート
福岡・朝倉市にある原鶴温泉が、その真価をぎゅっと詰め込んだ夏の夜の贅沢をお届けする「原鶴湯ったりよかぜ祭り」。この夏、いつもと少し違う夜を楽しみたいあなたへ——。温泉、美しい光、地元の味、仕掛けのある遊び、朝の澄んだ時間。「原鶴湯ったりよかぜ祭り」は、“光る夏の記憶”として大切に残る一夜になること間違いなしです。
この記事では、その体験レポートをご紹介いたします。
「原鶴湯ったりよかぜ祭り」とは
美肌効果が高いアルカリ性単純泉と硫黄泉の2つの泉質を併せ持ち、「ダブル美肌の湯」として親しまれている原鶴温泉。その魅力をもっと多くの人に知ってもらおうと、夜間と早朝に楽しめるイベントを初めて開催します。
期間中は原鶴水辺広場や河川敷でライトアップを行い、光のオブジェを展示します。飲食店周辺にも明かりを設置し、宿泊者には提灯を貸し出して、幻想的な夜の街歩きを演出。温泉街を楽しく周遊できるデジタルスタンプラリーも開催します。毎週土曜にはキッチンカー出店や地元酒造会社による試飲会、デジタルチャンバラ、シューティングなど、さまざまなイベントを予定。日曜朝には、宿泊者限定で遊覧船による筑後川の周遊サービスも実施します。
イベント参加レポート
「釜揚げうどん」で腹ごしらえ
お昼ごろ原鶴温泉に到着。祭りは16:00からなので、まずは温泉街の小道にある昭和レトロなうどん屋さん「釜揚うどん」へ。手打ちうどんが自慢とのことですが、同行した同僚のおすすめは「そば」。少し太めで噛みごたえ抜群、だしのやさしい塩味が旅の疲れをふっと癒してくれます。
料理とお酒「遊辺」でちょい飲み
同僚は会場設営へ、私はひとり、同僚が仕事に行く前に「話をしておいたから!」という、おすすめの料理屋さんへ。入口を入ると、「聞いてるよ〜。いらっしゃい!」と、店主夫妻が温かく迎えてくれました。席について、おすすめという「お昼限定 ちょい飲みセット(1,500円(税込))を注文。絶品オードブル6品と2杯のドリンクが付く贅沢な内容です。マンゴーとカシスのオリジナルカクテルは、コクとすっきりした甘みが絶妙で思わず笑顔に。
猫と温泉と“ダブル美肌の湯”「原鶴温泉」
縁日と地酒の試飲
会場には焼き鳥、かき氷、ホットドッグなどキッチンカーが並び、夏祭りムード満点。特に楽しみにしていたのが「朝倉のお酒試飲コーナー」。中でも憧れの「SHINDO LAB」のウイスキーとジンは深みのある味わいで、後日即購入してしまったほど。おもちゃ入りカプセルキーホルダー詰め放題も童心に返って楽しみました。
デジタルシューティングで白熱バトル
休業中の酒店で行われるレーザー銃のシューティングゲームに挑戦。地元の子どもたちと2対2で対戦するも、反射神経の差で完敗。地下会場の本格的なセットにワクワクしながら、ゲームの世界に没入しました。
小料理「めぐみ」で語らいの時間
18:00も過ぎて、そろそろ周りの飲食店がオープンし始める時間。宿泊者限定の特典を楽しみに、竹提灯を片手に向かったのは、小料理「めぐみ」。温かい笑顔の女将と人生話に花を咲かせながら、日本酒と手作り惣菜を味わう、静かな大人時間を堪能しました。
盆踊りでひとつになる夜
「盆踊りが始まったよ」との知らせに会場へ向かうと、提灯やぐらを囲み、大人も子どもも笑顔で踊る姿が。東京から訪れた宿泊客も、地元の方々と自然に手をつなぎ輪に加わる——この温かさこそ、原鶴の魅力です。
幻想的なライトアップ
日が落ちると竹あかりや青く照らされた川沿いが幻想的な空間に変身。浴衣姿の宿泊客が写真を撮る姿や、「跳々發提灯屋敷(けんけんぱちょうちんやしき)」で遊ぶ子どもたちの笑顔が印象的でした。
ラムネ早飲み大会
子どもの部から始まり、3歳の挑戦者も登場。小さな体でちびちび飲み、ゲップする姿に会場が和みます。大人の部は見事な早さで一瞬にして飲み干し、歓声が響きました。
花火大会で締めくくり
20:15、筑後川沿いに大輪の花火が夜空を彩ります。音楽と共に打ち上がる花火に、懐かしい思い出がよみがえり、胸がじんわり温かくなりました。
スナック「Destiny」で夜更けまで
フィリピン出身のママが迎えるスナック「Destiny」へ。竹提灯提示で10%オフ、常連客とも盛り上がり、運命(Destiny)話で笑い合う夜となりました。
翌日は、やぐるま荘で動物とふれあい
翌日、実行委員長の温泉施設へ。放し飼いの犬やヤギと遊び、角で軽く突かれたり甘噛みされたりしながら、動物たちの元気に癒されました。
帰宅前にSHINDO LABでお買い物
前日に試飲したジンを購入。おしゃれなアパレルも並び、帽子とロンTもゲット。樽から抽出する「ハンドフィル」は見た目もかっこよく、思わず写真を撮りたくなるスポットでした。
まとめ
原鶴温泉で過ごしたよかぜ祭りの一日は、美味しい料理や地酒との出会い、地元の人々との心温まる交流、そして幻想的な夜景や迫力の花火と、五感すべてで楽しめる時間でした。昼は温泉街の散策やグルメに舌鼓を打ち、夜は竹あかりや盆踊りで一体感を味わい、朝は澄んだ空気の中で静けさに包まれる——そんな時間の流れが、旅の記憶をより深く刻んでくれます。原鶴温泉の魅力は、湯の心地よさや美しい風景だけでなく、そこに暮らす人々の温かさにあります。今年の夏は、ぜひあなたも原鶴温泉で特別な夜を過ごし、心に残る物語を紡いでみてください。