考えるSDGs-1

考えるSDGs

2020年以降本格的に実施された新学習指導要領では「主体的・対話的で深い学び」として課題の発見・問題の解決方法を探す学習が重視されています。
福岡県内には「SDGs」を学べる施設が揃っており、上質な学びの旅をサポートしています。


「SDGs」持続可能な開発目標ってなあに?

国連が目指す17の取り組み
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までの達成を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、「誰一人取り残さない」社会の実現を目指し、経済、社会、環境をめぐる広範な課題に統合的に取り組むこととしています。
 



福岡県内における動き~国によるSDGs未来都市への選定~
SDGs未来都市とは、SDGsの理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として、国(内閣府)が選定するもので、本県から選定された4つの自治体がそれぞれ特徴的な取り組みを展開しています。

■北九州市(2018年度 選定)
「北九州まなびとESDステーション」を拠点に市内の大学生等の一般市民がNPO等と連携し、「ごみ拾い活動」や「市民交流会」等のイベント開催。「まちづくり」や「シビックプライドの醸成」にも繋がっています。

■福津市(2019年度 選定)
官民連携プラットフォーム『(仮)未来共創センター』を設立し、本市が誇る自然・歴史資産の保全と活用をはじめ、地域を担う人財育成や地域経済基盤の確立などの課題解決を図ることで、Well-being を推進するまちづくりを進めます。

■大牟田市(2019年度 選定)
大牟田市教育委員会を中心として、ユネスコスクール、大学、参画企業、諸団体等による「大牟田SDGs/ESDコンソーシアム」を形成し、国内外の学校との交流推進、学校等へのESDの普及及び推進を行っています。

■宗像市(2020年度 選定)
令和2年度に選定された宗像市。世界遺産をはじめとする自然、歴史などの優れた地域資源を活用し、まちなか再生および地域活性化を図ることで、世界遺産を核とした持続可能なまちづくり、「Save the Sea」を世界へ発信しています。


TSUYAZAKI BASE CAMP(ツヤザキベースキャンプ)

廃プラリサイクル体験ができるモノづくりセンター
 

美しい海水浴場で知られる津屋崎にある「モノづくりセンター」。
津屋崎海岸まで徒歩4分の地の利を活かしての海岸清掃体験や、粉砕機を使ってペットボトルキャップのチップ化、成形機を使ってチップ化した廃プラの再製品化など廃プラリサイクル体験ができます。持参したプラごみから自分の手でリサイクル品を作る体験は貴重です。他、海洋プラスチックごみの環境問題など環境教育の座学も可能です。


学習のポイント
■ 機械の製造なども行っており、環境問題だけでなく質の高い技術・職業的スキルも学ぶことができる。
■ 自宅から持参した廃棄プラスチックや、海岸清掃で回収したプラごみでリサイクル体験が可能。展示では廃プラ製品ができる工程や製品を見ることができる。
■ 近年深刻化する海洋プラスチックごみの環境問題から廃プラリサイクルの背景など、環境教育を体験しながら学習できる。


TOTOミュージアム

先人の想い、日本の水まわりの歴史・進化を学ぶ
 

TOTO創立100周年の記念事業として2015年8月に開設。創業の精神やものづくりへの想い、水まわり商品の進化を約1000点の展示品で紹介しています。水まわりの文化や歴史とともに、TOTOのものづくりへの想い、製品の進化についても学ぶことができる施設です。

 


学習のポイント
■ 現在のSDGsの考えにも通ずるTOTO初代社長 大倉和親の「快適で衛生的な生活を日本にも普及させたい」という想いに触れることができる。
■ 節水型トイレの開発により水消費量の削減に貢献、また節水することで、二酸化炭素の削減につながっていることを学ぶことができる。


北九州市エコタウンセンター

北九州エコタウン・次世代エネルギーパーク
 

北九州市エコタウンセンターでは、リサイクルや循環型社会などが学べる北九州エコタウンと様々なエネルギーについて学べる次世代エネルギーパークの施設見学を行っています。「ごみ」として出したものが、リサイクル工場で「資源」に生まれかわる様子や大規模な「自然エネルギー施設」を見学することで「ごみを減らす意識」や「エネルギーの大切さ」など、新たな発見・学習ができます。


学習のポイント
■ スタッフによる3R、資源循環、再生可能エネルギー、省エネ等の座学(パワーポイント、DVD)や展示ルームでの説明・案内により循環型社会やエネルギーについて学ぶことができる。
■ リサイクル工場やエネルギー施設を見学することにより、自分たちが身近なところでできることに気づき、考え、SDGs達成のための行動へつなぐ。


IKEA 福岡新宮店

より快適な毎日をより多くの方々に

イケアは「より快適な毎日を、より多くの方々に」というビジョンのもと、見た目や機能面、品質、素材、配送効率まで考えられたデザインの家具・雑貨を手頃な価格で提供しています。店内を回って環境に配慮した製品だけでなく、太陽光発電や地中熱利用などの設備を学ぶことや、ベジドッグといった植物由来のフードメニューも楽しめます。


学習のポイント
■ IKEA福岡新宮店の環境を配慮した設備や素材だけでなく、生産環境まで配慮し製造生産する商品について学ぶことができる。
■ 家具という身近な製品からSDGsを学ぶことで、つかう責任について考えることができる。


平尾台自然観察センター


平尾台トレッキング体験

北九州国定公園平尾台では、カルスト地形や豊かな動植物の営みがたくさん見られ、自然の尊さを教えてくれます。平尾台自然観察センターは、このようなかけがえのない自然を守り、育て、次の時代の子供たちに引き継ぐために、平尾台の自然を愛する多くの人たちの協力を得て建設されました。ここで、自然の素晴らしさを再発見することができます。


学習のポイント
■ 職員による展示物の説明、ビデオ視聴により、平尾台の自然の豊かさを学ぶことが出来る。
■ 平尾台の地形の説明やトレッキングによって、自然について考えることができる。


JICA 九州( 独立行政法人国際協力機構 九州センター)


JICA九州で学ぶSDGs

JICAは国際協力事業を通してSDGs達成への貢献を目指しています。
JICA九州では、国際協力についての説明や体験談等の講話、ワークショップなどにより、日本や世界への理解を深めることができます。
また、四半期ごとにテーマを変える「展示コーナー」では、世界の課題やJICAの取り組みを目で見て、体験することができます。


学習のポイント
■ JICA海外協力隊経験者により途上国の現状や文化、現地での活動などを学んだり、SDGsについて考えるためのワークショップを通じて世界の課題を学ぶことができる。
■ 日本と世界の繋がりについて学ぶことができる。


シャボン玉石けん株式会社


健康な体ときれいな水を守る

良質な天然油脂を原料に、昔ながらの釜炊き製法で時間をかけながら、人と環境にやさしい無添加石けんを作り続ける、老舗メーカー。無添加石けんがなぜ人や環境にやさしいのかを映像や実験を通して楽しく学ぶことができ、身近なものが環境に与える影響について学ぶことができます。


学習のポイント
■ シャボン玉石けんの特長や環境へのやさしさについてビデオや実験を通して学習できる。
■ 実際に作られている製造工程を見学しながら、当社のモットーである 「健康な体ときれいな水を守る」ことを学習できる。


福岡アジア美術館


美術館で学ぶSDGs

福岡アジア美術館では、学校の授業などでアジアの文化やアートに親しむためのスクールプログラムを実施しています。多様なアジアのアート作品を鑑賞し、アジアのアーティストとの作品制作や研究者によるトークなどを通して、豊かな創造性を育み、異文化交流を図ることができます。


学習のポイント
■ アジアの近現代美術について、ワークシートを活用した鑑賞を行い創造力を育むことができる。
■ SDGsに関連する内容をテーマにした作品を鑑賞し、考えたことを記述したりディスカッションしたりすることができる。


キッザニア福岡



「やりたい」がみつかる約70種類の職業・社会体験

さまざまな仕事やサービスを体験できる、こどもの職業・社会体験施設。現実社会の約2/3サイズの街に、実在企業が出展するパビリオンが建ち並びます。楽しみながら社会のしくみを学べる「こどもが主役の街」です。


学習のポイント
■ キャリア教育実践プログラム・SDGsプログラムのワークシートを利用することでキッザニア体験をより深めることができる。


山田堰



あさくらで学ぶSDGs


2019年12月に亡くなった医師・中村哲氏はアフガニスタンでの復興支援で行った灌漑用水建設にあたり朝倉市の山田堰をモデルとしました。中村哲氏の功績や考えを学び、水と平和の関連性や真のグローバル人材について考えることができます。

学習のポイント

■ 用水路建設がもたらしたもの「平和」について学ぶことができる。
■ 真のグローバル人財とは?SDGsの達成に必要な考えについて学ぶ。

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