「九州台湾自行車交流プロジェクト」花蓮太平洋カップ参加体験レポート
イベントでペダルを踏んだのは、たった1 日。
しかし、その1 日のために重ねた準備や旅の時間は、参加者にとってかけがえのない経験になりました。
2025 年11 月、台湾・花蓮で開催された「花蓮太平洋カップ」には15 名が参加し、そのうち10 名が福岡からの参加でした。
今回は、その中の6 名が、それぞれの視点で台湾の景色、走った感覚、現地の空気をレポートとして寄せてくださいました。
レース特有の緊張感、仲間とのつながり、台湾の人々のあたたかさ、そして“走る楽しさ”。
来年の参加を検討している方にとって、きっと参考になる言葉が詰まっています。
レース参加者レポート①
1.台湾渡航のポイント
台湾への入国手続きや eSIM の準備は、日本で済ませておくと安心です。
両替は台湾の銀行の方がレートも良く、10%ほどお得です。屋台以外なら、ほとんどの場所でカード決済が可能です。
2.自転車の持ち込みアドバイス
ディレイラー(変速機)部分は、しっかり保護しましょう。予備チューブも多めに準備すると安心です。台湾は道路状況も良好で、サイクリストに優しい環境です。
3.花蓮太平洋カップ参加体験
人生初の海外レースでした。スタート直後から時速50km 超の巡航スピードに驚き、下りでは最高73.2km を記録しました!日本ではなかなか味わえない展開に胸が高鳴りました。まさに「台湾だからこそ」体感できたレースです。
4.台湾滞在の印象
街も人も温かく、どこでも親切な対応に心が和みました。屋台グルメは安くて美味しく、何度でも通いたくなる味です。花蓮市内は自然も美しく、もっと長く走っていたいと感じました。
5.九州サイクルツーリズムへの提案
今回の経験で、海外遠征が想像以上に身近だと感じました。言葉の壁も Google 翻訳アプリで十分カバーできます。自転車を通した国際交流ができました。
この旅を通じて台湾がとても身近に感じられるようになり、参加できて本当に良かったと思います。
台湾の美しい景色や熱いレース、そして温かい人々との交流は、何ものにも代えがたい貴重な体験でした。次回もぜひ参加して、さらに多くの感動を味わいたいです!
レース参加者レポート②
11月13日(木)〜16日(日)の4日間、「九州台湾自行車交流プロジェクト 第2 回派遣団 2025 花蓮太平洋カップサイクリングチャレンジ」に参加させていただきました。
第1 回はファンライドのサイクリングということでしたが、今回はサイクリング部門に加えてレース部門も参加できるとのことで(レースのエントリー費も日本円で約5,000 円と安い!)、海外のレースにサポート付きで参加できる良いチャンスだと思い参加を決断しました。
そのため、切れていたパスポートを更新しました。
花蓮県までの移動やエントリー手続きまでサポートいただき、大変助かりました。
レースに関しての情報は少し足りなかったかなと感じましたが、今回の経験を元に今後の企画では情報量が充実することを期待しています。
コースは海岸線を片道約40km のコースを往復する内容で、先導車が外れる7km 区間を合わせて約87km。少々のアップダウンと約240m の上りを往復2 回といったところです。
表彰は総合と年代別があるということで、年代別表彰台ゲットを目標に、ネットやYouTube でイメージや情報を収集し、レースに向けてトレーニングしました。
15 日のレース会場は花蓮で、13日は台北、14 日は花蓮、15 日は再び台北に宿泊となっていました。
花蓮のホテルは超豪華でした。できればレースが終わった日は移動せずゆっくりしたいなと思いつつも、今回参加された皆さんのおかげでレース以外にも台北の夜をたくさん楽しめたので、これはこれでOK だったのかもしれません。
これもツアーの醍醐味ですね。
レースコースについては、市街地以外は道路封鎖がありません。
前からも後ろからも車が来ます。
しかし自転車への理解があるからなのか、開催前から案内が出ており、自転車が片側道を使っていてもクラクションを鳴らしたり前を塞ぐなどの嫌がらせ的な行為は全くありませんでした。
車はしっかりと避けて走ってくれます。
下りでは逆にこちらが横から車を追い抜く場面もありました。
それでも路面はきれいで、怖いと感じることはありませんでした。
上りの途中で野犬が一緒に走ってきて少し驚きました(汗)。
花蓮県は災害復旧の途上にあり、例年よりもエントリー数が少なかったようですが、一斉スタートだったので、いつものレースのような感覚で楽しめました。
結果は総合47 位、年代別2位で表彰を受けることができました。
レース終了後には、自行車騎士協会からランチのお誘いというサプライズがあり、豪華料理が振る舞われました。
疲れた身体にしっかりエネルギー補給ができました。
台北に帰ってからは、全身もみほぐしマッサージや夜市巡りで慰労会を行いました。
全ての工程が終わった後の感想は「大満足」です。
海外に行く機会も少なく、日本語しか話せない私でも、ツアーのサポートがあることと、他の参加者の皆さんの協力のおかげで、楽しい旅になりました。
今回の企画をいただいた福岡県観光連盟様、九電産業様、そしてサポートいただいたサイクルフクオカの皆様、本当にありがとうございました。
レース参加者レポート③
自転車レースに挑戦し始めてから2 年です。海外のレースにも出てみたいと思っていたところ、9 月に台湾での大会へのお誘いをいただき、思い切って参加を決めました。
そこからは、初めての海外レースに向けての準備が始まりました。エアチケットの手配、飛行機輪行のためのバッグ購入、バッテリー容量の確認など、初めてのことばかりで戸惑う場面も多く、出発ぎりぎりまで関係者の方々に助けていただきながら、何とか出発の日を迎えることができました。
桃園空港に到着し、自分のバイクを受け取った瞬間、「いよいよ始まるんだ」という実感が湧いてきました。
一部のメンバーが共同で手配したチャーターワゴンに自転車を積み込み、台北市内のホテルへ直行しました。
(観光連盟の方々は輪行バッグをバスや地下鉄で運んだと聞き、台湾のサイクルツーリズムの柔軟さに驚きました。)
2 日目は花蓮へ移動しました。
九電産業さんが準備してくださった大型バスに参加者の自転車を積み込み、自分のバイクと一緒にバスで移動する体験は初めてで、とてもわくわくしました。
宿泊するホテルで自転車を組み立てて、イベント会場の花蓮太平洋公園までの往復を自転車で移動しました。
この日のライドは往復12㎞ほどですが、これが台湾での初ライドになりました。
道路状況が非常に良く、「これはタイムが狙えるかもしれない」と感じました。
会場では派遣団としての歓迎を受けて賑やかな雰囲気を楽しむことができましたが、ゼッケンを受け取ると緊張感が一気に高まりました。
この時点で日が暮れてしまい、コースを下見することができなかったため、今後レースに参加する場合は時間に余裕をもって現地入りする必要があると感じました。
そして迎えたレース当日です。
初日は相部屋で、慣れないトイレ事情に戸惑い、ふたりで地下鉄のトイレを使ったことも、今では良い思い出です。
花蓮のホテルは1 人部屋で、気兼ねなく体調を整え、落ち着いてスタートラインに立つことができました。
スタート直後は緊張で周囲を見る余裕がありませんでしたが、海沿いの美しい景色が目に入った瞬間、ふっと肩の力が抜けました。
レース前半では、連携の取れたチームや、積極的に牽いてくれるソロの選手にうまくついていくことができました。
しかし中盤から後半にかけて2 度千切れる場面がありました。
頂上からの下りでは、自分としては最大70km のスピードで下っているにもかかわらず、カーブのたびに少しずつ遅れ、2人の選手が前の集団にブリッジしたことは悔しさが残る瞬間でした。
その後は一人旅になるかと思いきや、後方から2 人の選手に追いつかれ、自分から「サンキュー」「グッジョブ」と声をかけ、ローテーションを組んで進みました。
海外レースを楽しめていると実感できた、今回もっとも印象に残る場面でした。
後半のアップダウンで再び粘りきれず、結果は9 位でした。
目標だった入賞には届きませんでしたが、これが今の自分の実力だと受け止め、次の目標が明確になりました。
今回の経験を通じて、来年も海外レースに挑戦したいという気持ちが強くなりました。
体重管理やトレーニング内容についてのイメージも明確になり、非常に有意義な体験となりました。
そして何より、サポート体制が整った派遣団に参加できたことが、この充実感につながっています。
さらに台湾の騎士協会の皆さまの熱烈歓迎は大きな励みになりました。
ありがとうございました。
同じように海外レースに挑戦したい方には、今回の派遣団を強くおすすめします。
ファンライド参加者レポート①
台湾・花蓮で開催されたサイクリングイベントに参加しました。
「本格レース」と「チャレンジサイクリング」カテゴリーがあり、ファンライドとしてマイペースで走れると思って「チャレンジサイクリング」にエントリーしましたが、実際は制限時間があるレース形式でした。
今回はチャレンジ組数名と e-bike で参加しました。花蓮の雄大な自然を味わいながら、慣れない e-bike を使って仲間と試行錯誤しつつ走りました。
途中、本格レース組とすれ違う場面があり、しっかり応援できたことが今回のイベントでいちばん盛り上がった瞬間でした。
私たちは残念ながら DNF(Did Not Finish、リタイア) でしたが、レース仲間が 2 位と 4 位 の好成績でフィニッシュし、大いに盛り上がりました。
レース後は、台湾グルメ、マッサージ、レースの話題で盛り上がり、3 泊4 日の旅は終始楽しい時間でした。
チャレンジサイクリングは、仲間を支え合える距離感と一体感が魅力で、花蓮の良さをたっぷり感じられる特別なサイクリング体験になりました。
ファンライド参加者レポート②
私が今回この派遣団に参加しようと決めたのは、「とにかく一度、海外を自転車で走ってみたい」と去年あたりから密かに考えていたからです。
一人では不安な海外自転車旅行も、福岡県観光連盟様と九電産業様の手厚いサポートがあって安心できましたし、何より一緒に走ってくれる仲間がいるということが本当に心強かったです。
この派遣団のメインイベントは、11 月15 日に行われた「花蓮太平洋カップ」で走ることです。
私は90km チャレンジ組で参加しました(後々この組はロードレースに初“チャレンジ!”組だったと知り、笑ってしまいました)。
コースでは、東海岸沿いの台11 線(国道のような道路)を主に走りました。
この道が非常に走りやすくて驚きました。
大型トラックなどが頻繁に横を通る上に、慣れない右側通行でしたが、二輪専用レーンが1 車線分くらいの幅があり、アスファルト舗装がとても滑らかで、ストレスなく安心して走ることができました。
他の主要道路も同様に走りやすく、「台湾で自転車に乗りたい人が増える理由の一つなのだろう」と感じました。
イベント走行中も各エイドでも、台湾の皆さんは本当に優しく、常に「加油!!(ジャー・ヨー!!:「がんばれ」の意)」と応援してくださり、本当に力になりました。
私も逆に「加油!」と応援し返したりして、こういう暖かいやりとりができるのも台湾ならではだと感じました。
また、レース後に行われた花蓮スポーツ界重鎮の皆様との交流会でも、台湾の皆さんのおもてなし精神の素晴らしさに感激しました。
派遣団での旅を終えた時、「再び台湾を訪れて、自転車で走りたい!」という気持ちを一番強く感じました。
台湾は福岡からのアクセスも良く、食べ物が美味しく、自転車が走りやすく景色も変化に富んでいて楽しい。何より台湾の人が本当に暖かい。初めての海外自転車旅は台湾がおすすめです(あくまで個人の意見です、笑)。
同時に、「国内を含む世界中から福岡や九州、日本へ走りに来てくださった時、どんな環境であれば満足度が上がるのか」ということを、逆の立場で考えるようにもなりました。
今後もさまざまに考え、学び、自転車に関するイベントを盛り上げていけたらと思っています。
初めての海外自転車旅行をこの派遣団で経験できて、本当に良かったです。
福岡県観光連盟様、九電産業様、ご一緒した皆様に、改めて感謝いたします。ありがとうございました。
ファンライド参加者レポート③
今回、台湾サイクルツアーに参加し、心身ともに満たされる最高の経験を得ることができました。
台湾の美しい海岸沿いを走るルートは、広大な太平洋とダイナミックな山々が織りなす絶景の連続で、ペダルを漕ぐたびに新鮮な感動がありました。
また、サイクリストのために整備された専用道路があり、初心者の私でも走りやすかったです。
時間制限もあり、完走はできませんでしたが、友人たちと走ったロードは貴重な経験とたくさんの発見があり、とても良い思い出になりました。
ツアー中はレースだけでなく、台湾の活気ある夜市文化や、本場の小籠包、麺線といった美食を堪能できる点も大きな魅力でした。
異文化に触れ、現地の人々と交流する機会は、旅の思い出をより深く豊かにしてくれました。
出国から現地での移動、ホテルの手配など、サポートしていただいた皆さまに感謝いたします。
おわりに
台湾の道は、ただ走りやすいだけではありません。
沿道から聞こえる「加油!(がんばれ)」の声、海と山が織りなす雄大な景色、そしてイベントスタッフの細やかな気づかい。
どれもがサイクリストの心を高揚させてくれます。
6 名のレポートから伝わるように、
• 初めての海外でも安心して参加できる
• 仲間と走ることで旅の楽しさがさらに深まる
• 走り終えた後の達成感は想像以上に大きい
という声が多く寄せられました。
来年は、あなた自身が花蓮の風を感じる番かもしれません。
次は、台湾の大地でお会いできますように!