糸島で整う、自分時間。大人のリフレッシュ旅
日々の慌ただしさから、ほんの少しだけ距離を置きたい。そんなときにおすすめしたいのが、五感を心地よく満たす糸島へのおでかけ。海だけではない糸島の奥深さに包まれる、大人のためのリフレッシュ旅。彩り野菜が詰まった調味料との出合い、田園風景のなかで味わう本格フレンチ、糸島初のワイナリーで傾けるグラス、そして森の静けさに身をゆだねるカフェタイム。心がふっとほどけていく感覚を、この旅で感じてみてください。
糸島正キ 南風台店|糸島の野菜をまるごと!ココロもカラダも潤う贈り物
糸島市南風台の住宅街に佇む、ドレッシング専門店。扉を開けると、大根、人参、玉ねぎ、トマトなど、野菜ごとに色合いの異なるボトルがずらりと並び、その光景はまるで小さなギャラリーのよう。特に目を見張るのが、ボトルの半分以上を占める具材の層。人気No.1の人参ドレッシングには人参が約2本分使われているそうで、素材の贅沢さが見た目からも伝わってきます。
レシピを考案したのは、幼少期から素材本来の味を大切にした食卓で育ったという店主。野菜やフルーツを皮ごとすりおろし、化学調味料を使わず非加熱製法で仕上げることで、酵素や風味を閉じ込めた「生ドレッシング」が完成。つんとした酸味を感じず、口当たりがまろやかなので、子どもから大人まで家族みんなで楽しめる味わいです。サラダにかけるのはもちろん、揚げ物のソースや冷奴のアクセントにしても、いつもの料理がぐっと華やぎます。
冬は「ゆずみそ」、冬から春にかけては「あまおう」、夏は「甘夏」など、旬の素材を使った期間限定品も楽しみのひとつ。彩り豊かなコンフィチュールやピクルスも並び、あれこれ選ぶ時間も心が弾みます。自分へのご褒美、そして大切な人への手土産に、糸島の恵みを日々の食卓へ持ち帰ってみませんか。
■糸島正キ 南風台店
住所:福岡県糸島市南風台8-7-4
電話番号:092-335-3237
営業時間:10:00〜17:00(土・日曜、祝日=〜18:00)
定休日:不定休(※公式サイトを要確認)
アクセス:昭和バスいと・しま号「南風台中央」バス停から徒歩約3分
Restaurant KUROKI|多彩な美味に感動。本格フレンチでエネルギーチャージ
糸島市二丈の田園風景にぽつんと現れる、赤いシェードが目印の白い建物。ミシュランガイドに掲載された実力派シェフ・黒木真二さんが、2019年に福岡市内から拠点を移したレストランです。糸島の食材を活かした料理を届けたい。その想いのもと、糸島近海で揚がる魚介や地元の野菜をふんだんに取り入れたフレンチを提供しています。
ランチコースに付く名物の「もりもりサラダ」は、前菜の域を超えたボリューム。約15種類もの野菜を使ったサラダに、華味鳥の鶏ハムを香ばしく焼いた一品や、エビの濃厚クリームソース、玄界灘のサワラなど、ひと皿でいろんな味わいを楽しめます。そして、メインディッシュも豪勢そのもの。宮崎きなこ豚のローストに、国産牛うちモモ肉のローストビーフ、色とりどりの焼き野菜が並び、手作りソースが素材の旨みを引き立てます。※コースの料理は日によって異なります。
「僕自身いろいろ食べたいから」という黒木さんの言葉通り、一口ごとに驚きと感動が押し寄せ、心もお腹も満たされるひととき。コースに付くパンや食後のスイーツも手づくりで、細部まで抜かりのないおいしさに脱帽です。
敷地内には、妻のようこさんが切り盛りするスイーツショップ「KUROKISSand(クロキッサ)」が隣接。ケーキや焼き菓子を販売し、レストランのデザートにはご夫婦の共作スイーツが登場することも。五感に響く鮮やかなおいしさが、旅の記憶にも彩りを添えてくれることでしょう。
■Restaurant KUROKI(レストラン クロキ)
住所:福岡県糸島市二丈石崎459-3
電話番号:092-338-8202
営業時間:ランチ12:00〜/ディナー18:30〜 ※完全予約制
定休日:日・月曜(不定休あり)
アクセス:JR筑肥線「一貴山駅」から車で約5分/西九州自動車道「前原IC」から約10分
※「KUROKISSand」は水〜土曜営業。
糸島マスエワイナリ|地魚とのペアリングを楽しめる“糸島産ワイン”を求めて
糸島市二丈松末の穏やかな山あいに佇む、市内初のワイン醸造所。立ち上げたのは、地元で地魚料理の飲食店を営む馬淵崇さんです。糸島の魚介や漁師へのリスペクトを深める中で、「糸島を訪れて、漁師をはじめとする糸島の生産者の想いや漁村文化に触れるきっかけとなれば」という想いがワイナリー開業につながったと語ります。
地魚と同じく、“糸島産”へのこだわりはワインづくりにも。糸島で育てた白ブドウのミュスカやデラウェラを使用し、さまざまな味わいを楽しめるようにと現在約10種類のワインを展開。また、2023年からは魚介料理と相性のいい白ブドウ品種・アルバリーニョとシャルドネを自ら開墾した畑で育て始め、糸島産ブドウ100%の「糸島ワイン」を完成させるなど、飽くなき挑戦を続けています。これもすべて「地域のみなさんの協力があったからこそ」と馬淵さん。
店内ではグラスワインや飲み比べセットが楽しめ、冬場は糸島の焼き牡蠣が登場。「糸島ワイン」をはじめ、牡蠣とのペアリングにぴったりなスパークリング「牡蠣シャン」や微発泡の「牡蠣シュワ」も人気を集めています。素材や風味、そしておしゃれなラベルも会話を弾ませてくれるので、ホームパーティーの手土産にもおすすめです(各ボトル購入可)。海と山に囲まれた糸島の気候・風土などを感じながら、地魚とワインのペアリングをぜひ堪能してみてください。
■糸島マスエワイナリ
住所:福岡県糸島市二丈松末712-1
電話番号:092-332-1551
営業時間:11:00〜16:00(※基本的に土・日曜、祝日の営業)
定休日:月〜金曜(※Instagramにて要確認)
アクセス:JR筑肥線「一貴山駅」から徒歩約23分/西九州自動車道「前原IC」から約8分
白糸の森|木々に抱かれて、深呼吸。童心に戻れるツリーハウスカフェ
糸島の名所「白糸の滝」へと続く山道の途中、標高およそ300mの場所に広がる体験型観光農園「白糸の森」。ここは、九州の観光まちづくりに関する表彰で、2025年に大賞を受賞した注目スポットです。オーナーの前田和子さん・大串幸男さんご夫妻が笑顔で迎えてくれます。
訪問者の一番のお目当ては、敷地の奥に広がるツリーハウス。まずは、「森のカフェ 緑の詩(みどりのおと)」でドリンクやスイーツを購入し、備え付けのアウトドアチェアを手に取って、ツリーハウスが点在する森のなかへ。
そこには木製のデッキや空中回廊が張り巡らされ、まるで絵本の世界に足を踏み入れたかのよう。複数のツリーハウスからお気に入りの席を確保したら、注文したメニューを取りに行くというセルフスタイル。敷地内で育てられた有機野菜のキッシュや、素朴な甘さの焼き菓子を心ゆくまで。
しっかりお腹を満たしたいときは、隣接する「白糸うどん やすじ」へ。数種類の小麦を独自にブレンドした自家製生麺のうどんを、農園野菜の天ぷらとともに味わえます。また、一角で販売する柚子こしょうや生姜の佃煮、自信作のオリジナル醤油など、手づくりの加工品も好評です。
敷地内には山間や市街地を見渡せる展望スペースもあり、開放感は抜群!耳を澄ませば聞こえてくる、鳥の声、木の葉が揺れる音、頬をなでる風、木漏れ日のあたたかさ。五感がゆるやかにほどけていく、癒しの時間をゆっくりと満喫して。
■白糸の森
住所:福岡県糸島市白糸561
電話番号:092-324-3883
営業時間:森のカフェ 緑の詩/11:00〜16:00(最終受付15:30)、白糸うどん やすじ/11:00〜16:00(最終受付15:00)
定休日:森のカフェ 緑の詩/無休(年末年始は休み)、白糸うどん やすじ/月曜(祝日の場合は営業、翌日休み)
アクセス:JR筑肥線「筑前前原駅」から車で約25分/昭和バス白糸線「白糸の森」バス停下車すぐ ※バスの本数が少ないため要確認
糸島で過ごす時間は、何かを足す旅ではなく、そっと整えてくれる旅。食、自然、ものづくり、人の想いに触れるたび、心と体が本来のリズムを取り戻していきます。深呼吸したくなったら、また帰ってきたくなる——そんな余韻を残してくれるのが、糸島の魅力です。
■みどころ満載!糸島半島まるっと1dayフリーパス
糸島エリアを走る昭和バスが、終日乗り降り自由になるデジタル乗車券。糸島市と福岡市西区の一部店舗で使えるクーポンも付いて、大人1,000円(高速バス利用可のタイプは2,000円)。スマートフォンのアプリ「my route」から購入できます。(2026年2月1日現在)
※掲載されている情報は2026年2月時点のものです。お出かけ前にはWebサイトや電話で最新情報をご確認ください。