【2025】宗像大社「みあれ祭」観覧おすすめスポット・駐車場 観覧ガイド
宗像市の秋を彩る「みあれ祭」は、海上安全と豊漁を祈る宗像大社最大の神事で、毎年10月1日に開催されます。沖ノ島をはじめとする三女神をお迎えする荘厳な祭りで、100隻を超えるもの大漁旗を掲げた漁船団が玄界灘を渡る姿は圧巻。その迫力と美しさから、多くの観光客が訪れる人気の行事です。
本記事では、祭りを存分に楽しむための「おすすめ観覧スポット」や「駐車場情報」を中心に、混雑を避けるコツや地元ならではの楽しみ方をご紹介します。
「みあれ祭」とは
福岡県宗像市で毎年10月1日に開催される「みあれ祭」は、世界文化遺産にも登録された宗像大社の秋季大祭の幕開けを告げる、由緒ある祭礼です。約1,200年前から続くとされるこの行事は、海の正倉院と称される宗像大社において、航海の安全と豊漁、地域の繁栄を祈るもの。祭りの最大の見どころは、約100隻もの大漁旗を掲げた漁船が玄界灘を勇壮に進み、沖ノ島をはじめとする宗像三女神を本殿へ迎える「海上神幸」です。色鮮やかな旗がはためき、太鼓や法螺貝の音が響く光景は圧巻で、訪れる人々を神秘の世界へと誘います。市街地では御神幸行列も行われ、地域全体が華やかな祭り一色に包まれます。宗像の歴史と自然、信仰が一体となったみあれ祭は、訪れる人に深い感動と心に残る体験を与えてくれることでしょう。
神事スケジュール
2025年10月1日(水)
みあれ祭・海上神幸
8:30 中津宮出御祭
9:20 大島港 出港【離岸】
9:30 大島港御発輦【出発】(みあれ祭・海上神幸)
10:20 御座船停船場所 到着
10:40 神湊港着
10:50 駐輦祭斎行 神湊ターミナル横
11:10 神湊港発 陸上神幸出発(自動車による陸上神幸)
11:20 玄海コミュニティ 到着(編成準備)
11:30 玄海コミュニティ 出発(徒歩による陸上神幸)
12:00 辺津宮一の鳥居 到着
12:10 辺津宮入御 引き続き入御祭
2025年10月2日(木)
8:00 流鏑馬神事奉納
11:00 例祭(郡内神職奉幣・氏子奉幣・主基地方風俗舞奉奏 祭典後 翁舞奉奏)
2025年10月3日(金)
10:00 高宮秋季大祭 第二宮・第三宮秋季大祭
宗像護国神社秋季大祭
11:00 秋季総社祭(浦安舞奉奏)
14:00 献茶祭(南坊流 瀧口社中 奉納)
18:00 高宮神奈備祭(悠久舞 奉奏 八女神事古歌奉)
「みあれ祭」を楽しむベストスポット
「みあれ祭」をより満喫するなら、観覧場所や時間帯の工夫がおすすめです。
午前中の海上神幸では、宗像大社中津宮がある大島や神湊漁港周辺が絶好の撮影スポット。色鮮やかな大漁旗をはためかせた船団が沖合を進む様子は迫力満点で、青空と海に映えるダイナミックな写真を撮ることができます。港の防波堤や高台からは全体を見渡す構図が狙え、太鼓や法螺貝の音とともに宗像ならではの荘厳な雰囲気を体感できます。午後からは市街地で行われる御神幸行列がおすすめ。神職や氏子たちが雅やかな装束で練り歩く姿は間近で楽しめ、文化的な華やかさを味わえます。海と陸、二つの舞台で繰り広げられる祭礼を一日かけて巡れば、宗像の歴史と自然、信仰を余すことなく堪能できることでしょう。
みあれ祭を見るならここ!神湊港
観覧には神湊港周辺が人気で、神湊港(玄海旅館前の砂浜)からは、100~150m程度の距離で海を走り抜ける船を肉眼で見ることができます。防波堤や高台からは船団全体を見渡すことができ、青い海と旗のコントラストが美しい写真を撮ることができます。
海上神幸観覧:10:30ごろ神湊港周辺 到着予定
ここでも見れる!北斗の水くみ海浜公園
船群が颯爽と通り過ぎる全体の様子を眺めるのであれば、「北斗の水くみ海浜公園」もおすすめです。
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出発の様子を見るなら大島で!
宗像市に属する県下最大の離島。周囲約15㎞の島に約700人の島民が暮らしています。四方を海で囲まれていて、無霜地帯ということから、柑橘類の生育に適した環境です。島内にある「宗像大社中津宮(むなかたたいしゃなかつみや)」「沖津宮遙拝所(おきつみやようはいじょ)」が2017年7月に世界文化遺産に登録されました。
もっと見る駐車場
神湊渡船ターミナル周辺の駐車場
第1駐車場(ターミナルより徒歩2分 料金:12時間 300円)
第2駐車場(ターミナルより徒歩4分 料金:12時間 200円)
第3駐車場(ターミナルより徒歩5分 料金:12時間 200円)
交通規制
画像の赤いルートで11:30~12:30交通規制がかかります。
【立ち寄りスポット】宗像大社
日本神話に登場する日本最古の神社のひとつ「宗像大社」。天照大神の三柱の娘・三女神が沖ノ島の沖津宮、大島の中津宮、本土の辺津宮にそれぞれ祀られ、この三宮を総称して「宗像大社」といいます。
三宮の総社である「辺津宮」は市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られており、本殿と拝殿は国指定の重要文化財。皇室・国家を守護する神、また道の神様として信仰が篤く、航海安全、交通安全を祈願する参拝者がたくさん訪れます。
境内にある「神宝館」には沖ノ島から出土された鏡、勾玉、金製指輪など国宝に指定された約8万点の神宝を中心に、宗像大社に伝承されてきた重要文化財などを収蔵・展示。1階は大社に伝わる美術工芸品、2階は沖ノ島の祭祀神宝、3階は宗像文書と郷土資料を展示しています。
【立ち寄りスポット】道の駅むなかた
「道の駅むなかた」は、玄界灘の豊かな恵みを活かした新鮮な食材が揃う人気のスポットです。2025年には「じゃらん全国道の駅ランキング」で堂々の第2位に選ばれ、その魅力が改めて全国に評価されました。特に漁港直送の鮮魚や海産物、地元農家が丹精込めて育てた野菜や果物は、その場でしか手に入らない旬の味覚として多くの人々に親しまれています。また、館内のレストランでは地元食材をふんだんに使った料理を味わえるほか、名物の海鮮丼は訪れた人々を虜にしています。さらに、周辺には世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群をはじめとした歴史・文化スポットも点在し、観光拠点としても便利です。買い物・食事・観光が一度に楽しめる「道の駅むなかた」で、宗像の魅力を存分に体感してみませんか。
【立ち寄りスポット】海の道むなかた館
宗像大社に隣接した海の道むなかた館は、世界遺産神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群や宗像の歴史を学べる施設です。
市内の遺跡から出土した文化財の展示や、普段立ち入ることのできない沖ノ島の3D映像が見られるシアター・大型スクリーンなどを設置。CG(コンピューターグラフィックス)で再現した沖ノ島をゲーム感覚で探検する「探検!バーチャル沖ノ島」や、VR(仮想現実)の技術を用いて360度カメラで撮影した映像を楽しむなど、上陸できない沖ノ島をリアルに体感できます。
【関連イベント】世界遺産宗像 宗像みあれ芸術祭
宗像みあれ芸術祭は、世界遺産・宗像大社を起点に宗像各所に広がるアートプロジェクトです。「地域とつながる」「子どもと育つ」「未来をつくる」をテーマに、全国からアーティストを公募し、宗像の地で現代アートを中心とした作品を展示します。
開催期間:2025年10月1日(水)~20日(月)
【開催場所】
・宗像大社辺津宮 祈願殿
・宗像ユリックス
・海の道むなかた館
・株式会社森田設備開発
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