走るレストラン「ザ・レールキッチンチクゴ」で季節のコース料理を堪能!試乗レポート-1

走るレストラン「ザ・レールキッチンチクゴ」で季節のコース料理を堪能!試乗レポート

西鉄が運行する“筑後を味わう”観光列車「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ・レールキッチンチクゴ)」。朝倉の地鶏や久留米のフルーツなど沿線の新鮮な食材を使った、できたてのコース料理を味わえる「走るレストラン」です。
今回は、西鉄福岡(天神)駅を出発し、柳川・大牟田に至る「金曜の旅ランチ」コースに乗車しました。


ザ・レールキッチンチクゴとは

西鉄天神大牟田線で2019年3月より運行を開始した3両編成52席の列車。天井は八女の竹を使用した竹編み生地、壁や床には城島瓦の技術を用いたいぶし銀のタイルなど地域資源が使われています。食事は3人の料理監修者、吉武広樹氏、畑亮太郎氏、井上誠氏による、沿線の新鮮な食材を使い、車内の窯を活かした、出来立ての温かい料理が自慢の列車です。


トライアングルの音色で出発!沿道には見送りも

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9:52の西鉄福岡(天神)駅出発の合図は、大中小3つのトライアングルを鳴らすオリジナルメロディ。ワクワクと期待感が高まります。当日は、西鉄の新入社員の皆さんがホームに並んで手を振りながら見送ってくれました。三沢駅そばの「たこ焼き工房じゅん」など、沿線のお店の方々や保育園の子どもたちも笑顔で小旗や手を振って歓迎してくれます。「ザ・レールキッチンチクゴ」が地域の皆さんに愛されていることを実感しました。


太宰府散策の時間もたっぷり80分!

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10:37に太宰府駅に到着。ここでは約80分の停車時間があり、改札を出て自由に散策することができます。反対側のホームには偶然にも太宰府観光列車「旅人」の姿が!車内で料理が提供されるのは太宰府を出発した後なので、食べ歩きは少しセーブしながら参道を通り、太宰府天満宮へ向かいました。
仮殿に参拝後、境内奥の天開稲荷社へ。赤い鳥居と紅白ののぼりが連なる、九州最古の稲荷社です。途中には、宝満宮竈門神社へ抜ける「お石トンネル」があります。秋には紅葉スポットとしてにぎわいますが、すがすがしい青もみじと鳥居のコントラストも見事でした。


2025年春メニューは台湾の高級魚「台湾龍虎ハタ」

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この日いただいたのは、台湾の高級魚「台湾龍虎(りゅうこ)ハタ」を使った春の季節メニュー。世界を舞台に活躍してきた福岡在住のトップシェフ3人が監修したスペシャルなランチです。
色鮮やかな6種の前菜盛り合わせに始まり、「台湾龍虎ハタと春野菜のパイ 柑橘のソース」「古処鶏 馬鈴薯揚げと春キャベツ」、そしてデザートの「イチゴのスープ」まで、見た目も香りも味わいも、春を存分に感じるものばかり。福岡市「パンストック」のパンや、久留米市「コーヒーカウンティ」のコーヒーなど、細部にまでこだわりが行き届いています。青々と広がる田園や筑後川を車窓に眺めながら、贅沢なひと時を過ごせました。

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梅酒3種の飲み比べセットや八女のクラフトビール、あまおうのスパークリングワイン、朝倉のクラフトジン、そしてもちろん日本酒も!沿線で造られたお酒をはじめ、ドリンクメニューも豊富に揃っています。


制服も内装も、筑後の魅力がいっぱい

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料理だけでなく、社内のインテリアにも筑後の魅力が満載。八女の竹を編んだ天井、いぶし銀の城島瓦、日本一の「家具のまち」大川の家具、筑後川などの自然を描いた壁のパネル…随所に筑後の文化や暮らしを感じることができます。伝統工芸品の「久留米絣(かすり)」があしらわれた車掌の制服にも注目してください。

また最近ではほとんど見ることのない、懐かしの「車内での切符切り」を再現。はさみを借りて、自分で切る体験もできます。記念撮影用パネルや制帽、小さなお子さんには制服の貸し出しもあるので、ぜひ思い出の一枚を残しましょう!かわいいオリジナルグッズも車内限定で販売しています。


まとめ

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いかがでしたか?「ザ・レールキッチンチクゴ」には、今回乗車した「金曜の旅ランチ」を含めて全4コースがあります。誕生日や記念日などはもちろん、観光で福岡を訪れる人の「特別な体験プラン」としてもおすすめ。外国人旅行者の利用も増えているそうです。

・木曜限定「木曜のランチコース」(福岡発着)
・金曜限定「金曜の旅ランチ」(福岡→太宰府→大牟田)
・土日祝日限定「アーリーランチ」(福岡発着)
・土日祝日限定「レイトランチ」(福岡→大牟田)
いずれも大人 11,800円(税込)、お子様メニュー 6,000円(税込)

2025年6月5日(木)からは、夏にぴったりの爽やかなメニューが登場します。こちらもお楽しみに!



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