久留米で旬を味わう、のどかなフルーツ日和-1

久留米で旬を味わう、のどかなフルーツ日和

筑後川の恵みを受け、のびやかな田園風景が広がる久留米・田主丸。四季折々のフルーツ狩りが楽しめるこの地域は、人のあたたかさが行き交う“ほとめきのまち”としても知られています。耳納(みのう)連山の麓で旬のフルーツを味わい、自然あふれる公園で深呼吸。地元食材にこだわったランチや、丁寧なものづくりに出合う時間も、このまちならではの楽しみです。肩の力を抜いて、季節のおいしさに身を委ねる——そんな久留米のフルーツ日和を紹介します。


いちごきらり みのうヴィレッジ|耳納の恵みが甘く実る、いちごきらり

耳納連山の麓、自然に囲まれたロケーションに広がる「いちごきらり みのうヴィレッジ」は、久留米を代表するいちご狩り農園。ハウスに一歩足を踏み入れると、ふわりと甘い香りに包まれ、赤く艶やかないちごがずらりと並びます。


栽培されているのは、福岡が誇るあまおうをはじめ、かおりの、よつぼし、紅ほっぺ、はるひ、そして希少な白いちご「天使のいちご」「淡雪」など全7品種。50分間の食べ放題で、味や香り、食感の違いをじっくり食べ比べできるのが魅力です。


一般的な化学合成農薬・化学肥料の使用量を福岡県平均の5割以下に抑え、「ふくおかエコ農産物」の認証も取得。安心・安全、そして環境にも配慮した栽培が行われています。高設栽培のため、かがまずにいちごを摘み取れるのも嬉しいポイント。通路が広く、ベビーカーや車椅子でも利用しやすい設計です。


受付では砂糖控えめの手作りジャムやシャーベットなどの加工品も販売。旬のおいしさを、そのまま、そして形を変えて楽しめます。

■いちごきらり みのうヴィレッジ
住所:福岡県久留米市山本町豊田57-2
電話番号:080-3379-4115
営業時間:10:00~15:00
定休日:月・火曜、金曜(営業日は水・木曜、土・日曜)
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄久留米駅」から20番、23番で「日野曽根」バス停下車、もしくは25番で「放光寺」バス停下車


中央公園|石と水、異国の風景も。歩くたびに表情が変わる公園

久留米市の中心に広がる中央公園は、市民の暮らしに寄り添う“まちの公園”。西鉄久留米駅から徒歩約15分とアクセスもよく、陸上競技場や野球場、久留米市鳥類センターなどの施設を含む、約23.8ヘクタールの広大な敷地を誇ります。運動、文化、憩いがひとつに溶け合うこの場所は、世代を問わず多くの人が行き交う久留米の拠点です。


園内を歩くと、噴水や中国庭園など、少し意外性のある景色にも出合えます。広場の中央にそびえるのは、公園のシンボル「石声庭(愛の泉)」。彫刻家・豊福知徳氏による大噴水で、巨大な石が力学的・水理学的に計算されて積み上げられています。決まった時間には、上から水が流れ落ち、静と動が共存する不思議な存在感を放ちます。


また、中国安徽省(あんきしょう)・合肥市(ごうひし)との友好都市締結20周年を記念して贈られた中国庭園では、九獅橋(きゅうしきょう)や逍遥亭(しょうようてい)が異国情緒を演出。ほんのひととき、中国を旅した気分も味わえます。


2022年に公園内にオープンしたカフェ「KURUMERU」では、小さな子ども連れでも気兼ねなく過ごせるのが魅力。散歩や休憩に立ち寄りながら、久留米の日常を感じられる公園です。

■中央公園
住所:福岡県久留米市東櫛原町1657-1 合川町1859
電話番号:0942-22-6177(久留米市都市建設部公園土木管理事務所)
アクセス:西鉄天神大牟田線「西鉄久留米駅」から徒歩約15分


Restaurant Spoon|一皿ごとに、久留米の風土を。景色と味わうローカルガストロノミー

耳納連山の少し高台に佇む「Restaurant Spoon」は、大きな窓の向こうに筑後平野を望む、景色もごちそうのレストラン。地元の朝採れ野菜を主役に、その日ごとに内容が変わる“おまかせ”のコース料理が提供され、訪れるたびに新しい出合いがあります。旬の移ろいをそのまま映したような料理は、まさに一期一会です。


アート作品のように美しいサラダは、黒い皿の上に彩り豊かな野菜が並び、ひと口ごとに異なる味わいが広がります。契約農家や道の駅久留米の野菜を中心に、地域の風土や歴史、文化を一皿に表現するローカルガストロノミーを実践しています。ほうれん草の軸や皮など、通常は捨てられてしまいがちな部分も余すことなく使い切り、「本当はおいしく、栄養価も高い」ことを料理で教えてくれます。


この日のパスタはトマトソースに、薄くスライスされたオレンジ色のカリフラワーと刻まれた紫のカリフラワーを合わせ、野菜の甘みと旨みをしっかり実感できる一皿に。フレンチをベースにした創作料理は、味わい深くもありながら軽やか。


レジ横には、田主丸の食材を使った手作りジャムやクラフトジンなども並び、食材の魅力を日常へとつなぐ提案も。地元の人と連携した商品づくりや、子どもたちへの食育にも力を入れており、久留米という土地の豊かさを料理を通して静かに伝えてくれます。

■Restaurant Spoon(レストラン スプーン)
住所:福岡県久留米市田主丸町益生田261-27
電話番号:0943-72-0090 
営業時間:ランチ=12:00~15:00/ディナー=18:00~20:00
定休日:不定休
アクセス:JR久大本線「田主丸駅」から徒歩約24分
 


萩原オリーブ|香りが育つ場所へ。自然と向き合う、みのうのハーブ農園

久留米市草野町、石垣の景観が残る保存指定地域にある「萩原オリーブ」は、オリーブとハーブを育てる体験型農園です。現在はハーブ栽培を軸に、約10種の植物の栽培に挑戦しながら、風土に合ったものづくりを続けています。


九州では難しいとされるラベンダーやローズマリーも、環境を見極めながら複数品種の栽培にチャレンジ。自然と共存する農業を大切にしています。


ハーブやオリーブは無農薬・低農薬、草生栽培で育てられ、収穫後は蒸留・加工・販売・体験までをすべて久留米市内で完結。「香りの地産地消」を実践する、全国的にも珍しい取り組みです。


蒸留体験では、蒸留器を使ってハーブから精油と蒸留水を抽出。4リットルからわずか1リットルほどしか取れない貴重な天然素材に、自然の力強さと繊細さを感じます。


自家蒸留ハーブをブレンドした「みのうの香りシリーズ」は、蒸留水・精油・ウォッカのみで作られたシンプルなハーブミスト。マートル、ネロリ、レモングラスを配合した香りは、気持ちを落ち着けたい時や、穏やかに過ごしたい時間のおともにぴったりです。知識豊富な萩原さんに相談しながら、自分に合う香りを選ぶ時間も、この農園ならではの楽しみ。植物の力で、日常にやさしい癒やしを届けてくれます。

■萩原オリーブ
住所:福岡県久留米市草野町矢作711-1
電話番号:090-7449-0616
営業日:土・日曜
営業時間 :11:00~17:00
アクセス:JR久大本線「筑後草野駅」から徒歩約3分、西鉄バス「矢作バス停」から約4分


耳納の山々、実りの果実、そして人の手が紡ぐ丁寧な暮らし。歩いて、味わって、言葉を交わすうちに、心も体もじんわりと潤っていきます。季節とともに訪れたい、“のどかなフルーツ日和”を久留米・田主丸で味わいに出かけましょう!

※掲載されている情報は2026年2月時点のものです。お出かけ前にはWebサイトや電話で最新情報をご確認ください。


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