八女で子どもと楽しむ伝統工芸！手すき和紙体験

福岡市から車で約1時間で到着する八女（やめ）市。八女といえば、高級玉露でおなじみの「八女茶」が有名ですが、「八女提灯」や「八女福島仏壇」、「八女手漉き和紙」といった伝統工芸品の産地としても知られています。

八女市の中心市街地・福島は、江戸時代からの白壁の街並みが残る趣のある商家町。もともと城下町だったこの町は、廃城後も周辺地域の山産物を取り扱う在郷の商家町として発展を続け、商工業、職人の町・八女の基盤となる提灯・仏壇等の伝統工芸品を生み出しました。
150軒ほどの伝統的な建物が並ぶ街並みは国選定重要伝統的建造物群保存地区にも指定されていて、現在も職人の工房や町家を活かした飲食店・カフェなどが並びます。素敵な町並みを散策しながら、八女茶のティータイムを楽しんでみるのもいいですよ。

八女伝統工芸館内の手すき和紙資料館では、こどもでも体験しやすい手すき和紙体験ができます。
ルミルミさん親子はしおり作りに挑戦しました。まず、和紙の原材料が入った桶にすき桁を入れて、すくい取ります。桁を前後左右にゆすって繊維を絡ませ整えた和紙に好きな押し花を並べます。オリジナルデザインを考えながら作業するのはとても楽しく、お子さんも達成感を感じられ大満足だったとか。
作品のデザインができたら、スタッフの方が乾燥・仕上げをやってくれるので、できあがりまでは他施設の見学や観光物産館ときめきでのショッピング等を楽しめます。

八女中央大茶園を散歩しながら、広がる緑の絨毯のような茶畑に癒されました。どこまでも続く美しい風景と、澄んだ空気に心が洗われるような気持ちに。八女福島の白壁の町並みも風情があり、江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚で散策を楽しみました。歴史を感じる建物と静かな雰囲気に、時間を忘れて歩き回ってしまいました。そして八女手すき和紙資料館では、押し花をすき込んだしおり作りに挑戦。自分だけのデザインを考えながら作業するのはとても楽しく、完成したしおりを見ると達成感でいっぱいに！八女の魅力を全身で感じた1日でした。