【九州歴史資料館】特別展「江戸時代に華ひらいた福岡のやきもの」
【きゅうしゅうれきししりょうかん】とくべつてん「えどじだいにはなひらいたふくおかのやきもの」
福岡の特色ある焼き物の歴史を紹介します
九州歴史資料館では、2020年から2023年にかけて福岡県内にある近世窯業遺跡の悉皆調査を行い、その報告書を出版しました。その報告によれば確認できた窯跡は40を超え、その多さは注目に値します。豊前、筑前、筑後の近世陶磁器は、朝鮮人陶工を祖としている窯が多く、上野焼や高取焼などは茶陶としての高い評価を受けています。さらに、先般の調査では、肥前・有田から大きな影響を受け、瀬戸・美濃や京都などとも関係をもちつつも、独自の窯業技術を確立し、生産を行っていたことが分かってきました。
現在、福岡県内では多くの窯元で作家が活動しており、特に上野焼(あがのやき)、高取焼(たかとりやき)、小石原焼(こいしわらやき)などは全国的知名度があり、多くの人々に愛好されています。しかし、残念なことに福岡県ではこれら豊前、筑前、筑後のやきものを総攬する展覧会が行われたことがありません。本展覧会は福岡県が行うはじめての「福岡のやきもの」展であり、福岡の伝統工芸に関係する歴史の一端を紹介する極めて重要な展覧会です。
会期中には特別展の内容をより深く理解してもらうために、講演会やギャラリートーク、史跡めぐりなどの関連行事を企画しています。
基本情報
| 住所 | 福岡県小郡市三沢5208-3 九州歴史資料館 |
|---|---|
| 電話番号 | 094-2759-5019(九州歴史資料館(9:30〜16:30)) |
| 開催日 | 2025年10月11日(土)~12月7日(日) |
| 営業時間 | 9:30~16:30 |
| 定休日 | 月曜(ただし祝日・振替休日の場合はその翌日) ※10月13日・11月3日は開館、10月14日・11月4日は休館 年末年始(12月28日~1月4日) |
| 料金 | 一般:210円 高大生:150円 ※土曜日は高校生も無料 中学生以下:無料 |
| 駐車場 | あり |
| 大型の駐車場 | 大型バス(4台) |
| アクセス情報 | ・九州自動車道筑紫野ICから約15分 ・西鉄大牟田線「三国が丘駅」から徒歩約10分 |
| ウェブサイト | 九州歴史資料館公式サイト 九州歴史資料館公式X |
| 関連資料 | チラシ |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
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- 筑後エリア
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- アート・文化・音楽