海元寺

かいげんじ

福岡市博多区にある潮音山義弘院海元寺は、浄土宗に属し、本山は京都・知恩院です。開山は岌山徳行上人で、黒田長政公が筑前に入国した際、松原小崎から現在の石堂口の地へ移されたと伝えられています。境内には江戸時代より伝わる「閻魔さま」が祀られ、延宝8年(1680年)には自性院に安置されていたものが縁あって海元寺に移されました。その由来は、黒田光之公の家臣・鎌田九郎兵衛の槍持であった源七(出家名:円心)が上方の辻堂で閻魔像を持ち帰り、安置のため自性院を建立したことに始まるといわれています。

また、海元寺には西国三十三所観世音菩薩も祀られています。西国三十三所は、近畿一円に分布する三十三の観音霊場を巡る日本最古の巡礼で、江戸時代は交通事情から巡礼が困難でした。そこで海元寺では、三十三の観世音を模写して安置することで、一度のお参りで西国三十三所巡礼と同じ功徳が得られるようにしています。歴史と信仰が息づく海元寺は、博多の静かな祈りの場として、訪れる人々を迎えています。

基本情報

住所 〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町10-5 海元寺
電話番号 092-291-4520
アクセス情報 福岡市地下鉄「呉服町」4番出口より徒歩約6分
西鉄バス「蓮池」バス停より徒歩約3分
西鉄バス「呉服町」バス停より徒歩約5分
ウェブサイト 海元寺公式サイト

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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エリア
福岡エリア
カテゴリー
神社・仏閣

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