【2025】博多旧市街ライトアップウォークを楽しむ(呉服町駅~祇園駅)
福岡の秋を彩る「博多旧市街ライトアップウォーク」を満喫するモデルコースをご紹介します。
スタートは地下鉄呉服町駅。まずは海元寺を訪れ、静かな境内を彩る光の演出を堪能しましょう。その後、一行寺や妙典寺へと足を運べば、歴史ある伽藍や仏像が幻想的に浮かび上がり、昼間とは異なる魅力に出会えます。
さらに博多総鎮守・櫛田神社では、壮麗な社殿と柔らかな灯りが織りなす神秘的な雰囲気を体感し、「お櫛田ジャズ」で夜のひとときを満喫。石畳の街並みを歩きながら、伝統と現代が響き合う光の回廊を楽しみ、ゴールの祇園駅へ。博多の歴史と文化に浸れる特別な夜の散策コースです。
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- 所要時間
- 2時間50分
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- 交通手段
- 徒歩
START
18:00 呉服町駅
ビジネス街と下町の風情が共存
スマホショルダーゲット!
※地下鉄の一日乗車券をもってライトアップウォークへ来られた方には、スマホショルダーをプレゼント!
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1日乗り放題の乗車券を買って来場した方に、先着300名様限定で、博多旧市街スマホショルダーをプレゼントします。
※1日乗り放題の乗車券(当日利用に限る)をご提示ください。対象の乗車券などの情報は博多旧市街ライトアップウォーク2025特設公式サイトをご確認ください。
●受取場所:総合案内所(博多千年門、呉服町ビジネスセンタービルほか)
●人数:先着300名限定
| 住所 | 〒812-0036 福岡県福岡市博多区上呉服町 |
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18:05 海元寺
福岡市博多区にある潮音山義弘院海元寺は、浄土宗に属し、本山は京都・知恩院です。開山は岌山徳行上人で、黒田長政公が筑前に入国した際、松原小崎から現在の石堂口の地へ移されたと伝えられています。境内には江戸時代より伝わる「閻魔さま」が祀られ、延宝8年(1680年)には自性院に安置されていたものが縁あって海元寺に移されました。その由来は、黒田光之公の家臣・鎌田九郎兵衛の槍持であった源七(出家名:円心)が上方の辻堂で閻魔像を持ち帰り、安置のため自性院を建立したことに始まるといわれています。
また、海元寺には西国三十三所観世音菩薩も祀られています。西国三十三所は、近畿一円に分布する三十三の観音霊場を巡る日本最古の巡礼で、江戸時代は交通事情から巡礼が困難でした。そこで海元寺では、三十三の観世音を模写して安置することで、一度のお参りで西国三十三所巡礼と同じ功徳が得られるようにしています。歴史と信仰が息づく海元寺は、博多の静かな祈りの場として、訪れる人々を迎えています。
| 住所 | 〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町10-5 海元寺 | |
|---|---|---|
| 電話番号 | 092-291-4520 |
一行寺
500年以上の歴史を重ねた浄土宗のお寺で、室町時代の1444年に辻の堂に開山された後、江戸時代に現在地へ移転されました。
移転先である旧官内町(現在の中呉服町)は、古に大宰府の官人が陣を構えたとされる土地で、境内は西国街道の道筋に沿い、横を流れる石堂川に架かる石堂橋の脇に造営されています。
| 住所 | 〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町9-23 一行寺 |
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徒歩約2分
18:30 妙典寺
博多で出会う日蓮宗の古刹
福岡市にあるこの寺院は、日蓮宗に属し、山梨県の身延山久遠寺を総本山と仰ぐ由緒ある寺です。創建は永徳元年(1381年)、筑後柳川の地に「円理院」として始まり、開山は本成院日円上人と伝えられています。その後、慶長8年(1603年)、第18世・戒光院日秀上人の代に、博多の有力豪族・薦野増時の寄進により現在の地へ移されました。以降、博多における法華経信仰の拠点として、また薦野家の菩提寺として再興され、長く地域の人々に親しまれてきました。現在の本堂と山門は天明5年(1785年)、第32世・本妙院日定上人の時代に再建されたものです。重厚な伽藍は歴史の風格を今に伝え、訪れる人々を静かな祈りの世界へと誘います。都市の喧騒を離れ、心を落ち着けるひとときを過ごせるこの寺院は、博多の歴史と信仰を感じられる貴重なスポットです。
| 住所 | 〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町9-12 妙典寺 | |
|---|---|---|
| 電話番号 | 092-291-4824 |
善導寺
福岡市博多区にある善導寺は、浄土宗の宗祖・法然上人の高弟で、浄土宗の第二祖である鎮西聖光上人によって創建されました。建暦2年(1212年)3月、法然上人の入寂の年に、故郷・九州で教えを広めるため帰郷された聖光上人は、英彦山での法然上人追善供養の四十九日逮夜に、善導大師の夢のお告げを受けます。「博多に降り立ったので、早く迎えに来るべし」というお告げに導かれ、港で船を訪ねたところ、千代の松原の方に導かれ、切り株の上に約30cmの仏像として現れた善導大師を祀るために善導寺が建立されました。当初は「博多談義所」と呼ばれましたが、八十四代順徳天皇より「光明山悟真院善導寺」の勅号を賜り、現在の名称となりました。
その後、度重なる兵火により本堂や勅額は失われましたが、文明9年(1477年)に広譽上人によって再建されました。善導寺は、歴代天皇や大内家、飯田家、小早川家などの崇敬を受け、黒田藩の祈願所としても重要な役割を果たしてきました。現在も、博多における浄土宗の歴史と信仰の深さを感じられる寺院として、多くの参拝者を迎えています。
| 住所 | 〒812-0035 福岡県福岡市博多区中呉服町6-24 善導寺 | |
|---|---|---|
| 電話番号 | 092-291-0475 |
徒歩約3分
19:20 本岳寺
賭け碁で禅宗から日蓮宗へ改宗した珍しい寺院
本岳寺は、博多に数ある寺院の中でも珍しい「改宗の歴史」を持つ日蓮宗のお寺です。もとは祇園町(当時の矢倉門)にあった臨済宗・本覚寺で、聖福寺の末寺に属していました。当時の住職は西昌という僧で、囲碁の名手として知られていました。明応5年(1496年)、京都から法華宗の日因上人が博多を訪れ、西昌に直談判のうえ、寺を賭けて囲碁対局を行ったと伝えられています。結果は日因上人の勝利。約束通り寺を譲り受けた日因上人は、本覚寺を日蓮宗に改め、山号を「西昌山」、寺号を「本岳寺」としました。
寺名に西昌の名を残したことからも、この出来事がいかに大きな転機であったかがうかがえます。囲碁を通じて宗派が変わるという全国的にも珍しい由来を持つ本岳寺は、博多の寺町の中でもひときわユニークな存在です。現在も祇園町に佇み、訪れる人々にその歴史を静かに物語っています。
| 住所 | 〒812-0036 福岡県福岡市博多区上呉服町14-21 本岳寺 |
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葛城地蔵尊
「将軍地蔵」が祀られたこの地の守り神。御供所の隠れた名所。下町の風情が残る富士見坂に祀られている2つの地蔵尊。時代が異なりながらも、疫病退散のご利益や、町内で起きた不思議な出来事に因んで祀られるようになったとのことです。現在でも、地域のお守り所として地元の人々に親しまれています。
| 住所 | 〒812-0036 福岡県福岡市博多区上呉服町5-148 葛城地蔵尊・将軍地蔵 |
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徒歩約10分
20:00 お櫛田ジャズ
ユネスコ無形文化遺産「博多祇園山笠」で有名な博多の守り神
古来、不老長寿、商売繁盛の神として篤い信仰を集めています。伊勢松坂の櫛田神社を勧請したと考えられ、豊臣秀吉によって博多が復興される時に現在の社殿が建立されました。
博多の総氏神様としては最古であり、御祭神として、正殿に大幡主命(※櫛田宮)・左殿に天照大御神(※大神宮)・右殿に須佐之男命(※祇園宮)の三神を祀り、拝殿には3つの鈴が並んでいます。以前は3つの社がそれぞれ祀られていたと伝わります。大幡主命は孝謙天皇天平宝字元(757)年、託宣(※お告げ)によって鎮座され、須佐之男命は天慶4(941)年、藤原純友の乱の追討使・小野好古が戦勝奉賽のために勧請されたと言われています。天照大御神の奉祀についてはあまりにも古く、史実としてはっきりしないそうです。
境内入口に豊かに葉を繁らせる御神木「櫛田の銀杏」は、樹齢千年とも言われ、延命長寿のシンボルとなっています。櫛田の銀杏は「博多祝い唄(祝めでた)」にも唄われる県の指定天然記念物。樹齢約1,000年以上と言われ、ご神木として古くから広く崇敬されています。
博多を代表する夏の祭り「博多祗園山笠」が奉納されることでも有名。飾り山笠が一年中(6月を除く)展示されてます。高さ13mを誇る大迫力の山笠は最高のフォトスポット。また、祭りのフィナーレを飾る追い山のスタート地点、クライマックスを見ようと沿道には多くの人々が集まります。10月下旬に開催される祭り「博多おくんち」では、牛車にひかれる神輿行列、ブラスバンド、稚児行列などが彩りを添えた豪華絢爛な行列が街を練り歩き、博多の秋の風物詩となっています。
| 住所 | 〒812-0026 福岡県福岡市博多区上川端町1-41 | |
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| 電話番号 | 092-291-2951 | |
| 営業時間 | 開門時間 4:00〜22:00、社務 9:00〜17:00 | |
| 定休日 | 無休 |
徒歩約3分
20:35 龍宮寺
鎌倉時代に人魚が捕えられ埋葬された伝説が残るお寺
鎌倉時代に人魚が捕らえられ、手厚く葬られたという伝説が残る龍宮寺は、人魚伝説ゆかりの地として知られています。
創建当初は「浮見堂」と呼ばれ、1222年に漁師の網にかかった人魚を都から派遣された勅使・冷泉中納言が滞在して弔いました。安部大富による占いで「国家安泰の吉兆」とされたことから、人魚は龍宮の使いとして祀られ、寺は「龍宮寺」と名付けられました。
現在も人魚の骨や江戸時代の掛け軸が秘蔵されており、かつては骨を水に浸し、参拝者がその霊験を授かったと伝えられています。境内の観音堂には聖観世音菩薩が祀られ、豊臣秀吉の博多町割りにより「博多七観音(大乗寺観音、妙楽寺観音、龍宮寺観音、聖福寺観音、東長寺観音、観音寺観音、乳峯寺観音)」の一つとして巡礼の対象となりました。また連歌師・飯尾宗祇が滞在し「博多百韻」を興行するなど、文化の舞台としても歴史に名を残しています。
| 住所 | 〒812-0039 福岡県福岡市博多区冷泉町4-21 龍宮寺 | |
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| 電話番号 | 092-291-1003 | |
| 営業時間 | 8:00~暗くなる前まで |
徒歩約1分
20:50 祇園駅
GOAL
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