旭食品工業

あさひしょくひんこうぎょう

博多名物「からし高菜」の製造所。契約農家で栽培した選りすぐりの瀬高高菜にピリっと辛い唐辛子を加えて油炒めした「からし高菜」は絶妙の味。高菜は福岡県が本場だが、中でも瀬高は質の良い高菜の生産地として有名。瀬高高菜は柳川藩主立花公の命により、明治後期に中国から導入された四川青菜と在来種の紫高菜を交雑して改良されたもの。旨み、やわらかさ、歯切れ、独特の香気が特徴の逸品だ。質の良い高菜を収穫するため、高菜に適した肥料の研究も怠らない。3月～4月に収穫した高菜は4月～6月くらいまで天然海水塩とウコン粉で漬け込み、乳酸発酵して熟成させる。重石も重要なポイント。きちんと発酵した高菜漬けは色がいい。からし高菜はこれに秘伝のかくし味を加えて風味豊かに炒める。浅漬け用のちりめん高菜は1月～3月に自社田でも収穫。これを浅漬けしたのが「ちりめん高菜」。「昔ながらの製法できちんと作る姿勢を崩さない」のがモットーだと、営業部の鶴裕介さん。ご飯と一緒に炒めてチャーハンにしたり、ラーメンにトッピングしたり、おにぎりの具にしたり、お好きな食べ方でどうぞ！