久留米焼きとり

くるめやきとり

鶏だけじゃない!豚・牛・馬などバラエティ豊かな食材を手軽に串で味わおう

久留米は日本屈指の焼き鳥密集地帯の激戦区で、久留米3大ご当地グルメの1つに数えられています。さらに地域色豊かな独自性を持つ全国7大焼き鳥の街として、室蘭・東松山・今治・長門・美唄・福島とともに名を連ねています。2003年6月、久留米市は人口1万人あたりの焼きとり店の数が全国で一番多いまちとして、久留米市ふるさと文化創生市民協会(カルキャッチくるめ)が「焼きとり日本一」を宣言しました。

久留米の焼きとりは、昭和30年代に屋台で出されたのが始まりとされています。久留米は昔から畜産が盛んで肉の卸売業者も多く、内臓などの余った部位や馬肉等を入手しやすい環境にありました。そのため鶏だけでなく、豚、牛、馬、さらには魚介類、野菜、巻物など「串に刺せば何でも焼きとり」という、豊富な串に代表される久留米焼きとりの文化が生まれました。
当時は高度経済成長期。久留米市では、いわゆる「ゴム3社」のブリヂストンタイヤ(現・株式会社ブリヂストン)や日本ゴム(現・アサヒシューズ株式会社)、日華ゴム(現・株式会社ムーンスター)が技術革新によって業績を伸ばし、街は賑わっていました。安くて、手軽な焼きとりは、工場の従業員を中心に人気を博しました。

また戦前に九州医学専門学校(現・久留米大学医学部)が設立された久留米では、医学生も多く、内臓系のメニューを「ダルム(腸)」、「ヘルツ(心臓)」など医学用語(ドイツ語)で呼ぶようになり、多くの焼きとり店で提供されています。焼きあがった焼きとりには酢ダレがかかったざく切りキャベツが添えられ、串に刺した肉の間には玉ねぎが挟まれていることが多いのも、豊富な農産物が採れる久留米ならではの特徴といえるでしょう。

 

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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エリア
筑後エリア
カテゴリー
食・郷土料理
#タグ
名物

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