龍宮寺
りゅうぐうじ
鎌倉時代に人魚が捕えられ埋葬された伝説が残るお寺
鎌倉時代に人魚が捕らえられ、手厚く葬られたという伝説が残る龍宮寺は、人魚伝説ゆかりの地として知られています。
創建当初は「浮見堂」と呼ばれ、1222年に漁師の網にかかった人魚を都から派遣された勅使・冷泉中納言が滞在して弔いました。安部大富による占いで「国家安泰の吉兆」とされたことから、人魚は龍宮の使いとして祀られ、寺は「龍宮寺」と名付けられました。
現在も人魚の骨や江戸時代の掛け軸が秘蔵されており、かつては骨を水に浸し、参拝者がその霊験を授かったと伝えられています。境内の観音堂には聖観世音菩薩が祀られ、豊臣秀吉の博多町割りにより「博多七観音(大乗寺観音、妙楽寺観音、龍宮寺観音、聖福寺観音、東長寺観音、観音寺観音、乳峯寺観音)」の一つとして巡礼の対象となりました。また連歌師・飯尾宗祇が滞在し「博多百韻」を興行するなど、文化の舞台としても歴史に名を残しています。
基本情報
| 住所 | 〒812-0039 福岡県福岡市博多区冷泉町4-21 龍宮寺 |
|---|---|
| 電話番号 | 092-291-1003 |
| 営業時間 | 8:00~暗くなる前まで |
| ウェブサイト | 博多の魅力公式サイト |
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。
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