善一田古墳群

ぜんいちだこふんぐん

「善一田(ぜんいちだ)古墳群」は、乙金山(おとがなやま)から西に派生する丘陵上にあり、総数30基ほどからなる群集墳です。古墳時代後期から終末期(6世紀後半~7世紀)の時代に、王城山(おおぎやま)古墳群や古野(ふるの)古墳群などとともに「乙金古墳群」の一つにあたります。周辺には同時代の集落遺跡として、薬師の森遺跡や、須恵器窯跡として乙金窯跡・雉子ヶ尾(きじがお)窯跡があります。

また、古代山城の大野城跡にも近接しているので、大野城築造との関わりでも注目されている古代スポットです。さらに古墳群を調査した結果、8つのグループ(支群)があり、3~4世代にわたって継続的に古墳がつくられてきたことが分かりました。多くは直径10mほどの小さな古墳ですが、最初期に造られた18号墳は乙金古墳群の中でも最大規模(直径約25m)で、6世紀後半代の福岡平野の中でも最大級の円墳の一つであるといわれています。内部には高さ3.5mほどの巨大な石室があり、鉄鉗(かなはし)・盛矢具(せいしぐ)・馬具(ばぐ)など豊富な副葬品が出土しました。被葬者は、鉄器生産集団を総括するとても有力な人物だと考えられています。


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基本情報

住所 福岡県大野城市乙金東1丁目9
電話番号 092-580-1916
営業時間 入場自由
駐車場 なし
アクセス情報 【西鉄バス】「乙金」より徒歩約8分
【大野城市コミュニティバス】「乙金東一丁目第3」より徒歩約5分

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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エリア
福岡エリア
カテゴリー
史跡・古墳・遺跡

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