森山絣工房

もりやまかすりこうぼう

明治維新頃から続く久留米絣の織元。絣の技法「手くくり」「藍染」「手織り」は国の重要無形文化財に指定されており、国指定重要無形文化財技術保持者、伝承者、また日本工芸会正会員に認定されている。200年以上の歴史がある久留米絣の独自の技法は、職人によって守られ、後世に伝えられていくのだ。また、久留米絣は30以上もの工程があり、全ての工程が伝統にのっとった手仕事で行われている。どれも大変な作業だが、特に繊細な小柄を得意としている同工房では、「手くくり」「藍染」「手織り」が重要になってくる。柄の部分が染まらないよう手作業で糸をくくっていくので、柄が細かいほどその数は多くなる。「藍染」は、染料につけた後、糸をたたきつけていくのだが、それもくくりが多いほどたたく回数が増える。また織る際には、柄がずれないよう細心の注意を払わなければならない。熟練の手によっても、1反を織るのに30~40日かかるという。深い藍色の美しさ、手織りならではの柔らかさ、心和む味わい深い柄、人の手が惜しげなくかけれた同工房の絣は人の心を魅了する。作業見学や手織り体験をすることも可能。希望の人は事前に連絡を。「八女伝統工芸館」(八女市本町 0943-22-3131)にて、同工房がお手伝いをする手織り講習会が催される。1月にはその年の干支を、春にはテーブルセンターとコースターを、夏には個人オリジナルの反物の1反織りを毎年開催している。詳しい日程や内容などは、「八女伝統工芸館」のWebサイトもしくは電話にて問い合わせを。

基本情報

住所 〒834-0115 福岡県八女郡広川町新代109
電話番号 0943-32-0023(森山絣工房)
FAX番号 0943-32-0023
駐車場 10台
アクセス情報 九州自動車道「広川IC」から約5分
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※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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エリア
筑後エリア
カテゴリー
工芸品 ものづくり体験 ショッピング

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