重留遺跡

「重留(しげとめ)遺跡」は、弥生時代中期から後期を主体とする集落跡で、人々が暮らした竪穴(たてあな)住居跡や食糧を貯蔵した貯蔵穴などの生活遺構がたくさん発見されています。

なかでも、第2地点の1号竪穴住居跡は、集落内で最も大きな住居で、広形銅矛(ひろがたどうぼこ)が丁寧に埋められた状態で見つかりました。ほぼ完全な形で見つかった銅矛は、長さ83.5cm、重さ17.kgという大型のもので、祭祀に使われていたと考えられます。また、銅矛は、複数回、土の中から取り出したり埋められたりしたということが明らかになり、弥生時代の祭祀を考える上で大変貴重な発見となりました。

このことから、1号竪穴住居跡は史跡として平成12(2000)年に福岡県文化財に指定され、銅矛は、弥生時代の青銅器祭祀の様子を復元できる資料として、平成29(2017)年8月、重要文化財に指定されています。

周囲は「重留遺跡公園」として整備されていて遺構の見学は自由にできます。古代のロマンを感じに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


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基本情報

住所 福岡県小倉南区重住一丁目1037番
電話番号 093-582-2391
営業時間 入場自由

駐車場 なし
アクセス情報 西鉄バス「若宮神社前」下車、徒歩5分

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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カテゴリー
史跡・古墳・遺跡

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