御塚・権現塚古墳

大善寺にある「御塚(おんつか)・権現塚(ごんげんづか)古墳」は、いずれも「日本書紀」などに登場する「水沼君(みぬまのきみ)」一族(筑後国三潴郡一帯を支配していた古代の海人豪族)の墳墓だと言われ、5世紀後半に御塚古墳、6世紀初頭に権現塚古墳が築造されたものと推定されています。
御塚古墳は墳丘が全長約65m、高さ約10.5mの帆立貝式の前方後円墳で、三重の周濠が巡っています。周濠まで含めると全長121mの大きさです。内部は不明ですが、墳頂部が大きく破壊されていることから、すでに盗掘を受けていると考えられます。
権現塚古墳は墳丘の直径は約50m、高さ約9mで周濠が二重に巡らされ、周濠を含めると直径約150mにもなる大円墳です。内部は未調査のため不明です。
両古墳とも、江戸時代末期の久留米藩士・矢野一貞により『筑後将士軍談』の中で絵図入りで紹介されています。
大正時代に当時の大川鉄道株式会社の社長が巨額を投じ、地元の有志も参加した修復が行われ、その後は住民の手によって保存されてきました。現在は久留米市により「御塚・権現塚史跡の広場」として整備されています。


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基本情報

住所 福岡県久留米市大善寺町宮本386-1
電話番号 0942-30-9322(久留米市文化財保護課)
営業時間 入場自由
駐車場 あり
アクセス情報 【西鉄バス】「御塚」下車すぐ
【西鉄電車】西鉄天神大牟田線大善寺駅から徒歩15分

※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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エリア
筑後エリア
カテゴリー
史跡・古墳・遺跡

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